松島新二号白菜の状況。。。

昨年はほとんど巻かず失敗してしまった白菜ですが、今年はいまのところ定植を済ませてい一週間が過ぎました。品種は松島新二号白菜。白菜は江戸時代より中国から渡来していたそうですが、日本はアブラナ科の草や野菜が多いのが原因なのが交雑しやすく、葉が巻かなくなったりとなかなか定着しませんでした。それを仙台の沼倉吉兵衛というひとが松島湾に浮かぶ島で隔離栽培をして品種を固定、大正時代に松島純一号白菜が生まれたそうです。そして東京への出荷が始まった翌年に関東大震災が起こり、当時東京では三河島菜というやさいが主流でしたが三河島周辺が地震により被害を受け、さらに移住者が殺到して三河島菜がつくられていた畑が宅地化し、三河島菜から仙台で作られた白菜へと変化したそうです。
その後全国に仙台の白菜が普及しましたが、第二次世界大戦の混乱なのか種をうまく繋ぐことができず交雑してしまい、廃れていったそうです。(松島湾に米軍が頻繁に現れていて種取の仕事が思うようにできなかったとか。。)松島新二号白菜は1943年に発売された古い品種です。。

松島新二号白菜

 

松島新二号白菜の苗です。
ペーパーポット200穴で育苗しました。これは失敗でした。
なぜなら密集させると徒長するし、この小さい苗での定植は活着してもらうに大変です。
効率を優先して白菜たちの生育を第一に考えていませんでした、、、、

 

白菜畝

松島新二号白菜活着

今回は作付けは400株と少なかったし、黒マルチ使用で保水も保たれ、直射日光避けるために定植後は遮光ネットを掛けて。。。曇ったら遮光ネットを開帳したり他の作業を中断して気を遣いました。
定植後一週間ほど雨降らずだったし、枯らしてしまわなくて本当によかった。。。。

昔ながらの白菜をぜひ食べてもらいたいです。
葉っぱが薄くてとてもやわらかくサラダにもうってつけです!
ですから柔らかいので痛みやすく輸送に耐えうる市場出荷向きではないと食べて比較いただければ判ります。こんなにおいしい白菜なのに廃れていったもう一つの理由でもあります。

出荷は11月下旬ごろでしょうか!
あとは葉っぱが巻いてくれるのを祈るのみ!!

 

群馬県高崎市(東に100メートル行くと前橋市)自然栽培のタンポポ農園

 

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